これで安心!結婚式二次会当日の司会進行で気をつけるポイント

#お役立ち

最終更新:2021/1/20

はじめに

「友人の結婚式二次会の司会進行を頼まれてやる気満々!でも……司会進行って何をするんだろう?」初めて結婚式の司会進行を頼まれたら皆が感じる疑問ではないでしょうか?

二次会の司会者は、一見アドリブでその場を盛り上げているように見えますが、結婚式二次会の司会進行を成功させるためには綿密な下準備が欠かせないのです。

今回は、結婚式二次会当日の司会進行で気をつけるべきポイントを5つご紹介したいと思います。これを覚えて、いつでも大切な友人の結婚式二次会を司会できるようになりましょう!

1、会場の設備などの最終確認

意外に思われるかもしれませんが、結婚式二次会の当日に司会進行役がなすべき最初の仕事は、会場の設備などの最終確認をすることです。確かに裏方の責任者である二次会の幹事も確認してくれるのが普通ですが、それを人任せにしてはいけません。

なぜなら、参加者に対して表向きに二次会全体の責任を追っているのは司会者だからです。特に設備関係で突然トラブルが生じるかもしれませんね。そんな時、その状況を瞬時に把握し柔軟に問題を解決するためには、その会場のことによく精通していなければなりません。把握している情報が多ければ多いほど、しなやかに対応することが可能です。

特に注意が必要なのは機材関係です。事前に聞いていた機材と、当日会場にある機材が異なっていて、持ち込んだ機材が使えなかった……という話をよく耳にします。もし当日準備の一番最初にそれが分かれば、対処方法の選択肢が広がります。

2、受付や幹事と最終打ち合わせ

次に司会進行役のあなたがすべきことは、受付や幹事との最終打ち合わせです。他にもたくさんのスタッフが協力してくれているはずですが、この2者との打ち合わせは最も重要なのです。

幹事は結婚式二次会の全てを取り仕切っています。幹事と司会者の認識がぴったり合っていることが二次会成功のカギです。しかし、もし何か一つでも狂いが生じると……会全体が総崩れすることになりかねません。

事前に幹事との認識を最終確認しておくことで、スタッフ全体と司会者とが一体となって二次会に望めるよう準備を整えましょう。

では、受付スタッフとの打ち合わせがなぜ大切なのでしょうか?まず1つの理由として、受付は二次会参加者の顔を一番始めに見る人です。ですから、二次会で生じ得る異変に一番はじめに気が付く人でもあります。受付で得られる情報は、司会進行する上で大切な要素となるのです。

また、受付は二次会の進行のタイミングとも大きく関係するポジションです。参加者の入りが遅れているようなら、臨機応変に開始時間をずらしたりすることもあるでしょう。逆に、全員が既に集まっているのに、わざわざ開会予定時間まで待つ必要もありません。

このような迅速かつ柔軟な対応をとるためにも、幹事や受付との綿密な打ち合わせは必須と言えるでしょう。

3、新郎新婦への質問をこまめに

ではここからは二次会が始まってから、司会進行役が注意すべき点を述べていきたいと思います。

注意点としてまずあげられるのは、新郎新婦への質問をこまめにするということです。なぜなら、二次会では新郎新婦が孤立しやすいからです。

「結婚式や二次会は新郎新婦が主役なのに、彼らが孤立することなんてあるの?」と思われる方も多いでしょう。しかし多くの新郎新婦は実際にそう感じています。

二次会は特に参加者が楽しめる場です。参加者同士が久々に再開して同窓会のような雰囲気になることもよくあります。それに、その場では美味しい食事や飲み物に注意がいってしまうものです。

このように、二次会では本来主役であるはずの新郎新婦以外のものに、参加者の注意がいきがちになるのです。ですから、司会者が新郎新婦にこまめに質問することで、そらされた参加者の注意を再び彼らに向けることができるのです。

また、質問にもいろいろと種類があり、参加者の注意を新郎新婦に向けるための質問や、二次会全体のテンションをあげるための質問などに分けられます。これらを効果的に使い分けましょう。

特に後者については、その場のアドリブで対応しようとすると、滑ってしまって逆に全体の雰囲気が冷めてしまうこともあるので、しっかりと準備をして望むようにしましょう。

4、タイムキープを忘れずに

次に二次会で注意すべき点として、司会進行するにあたりタイムキープを忘れずにすることです。これにはいくつかの理由があります。

まず、二次会会場には時間に制約があり、絶対に退去しなければならない時間が決まっています。最悪の場合、追加料金を加算される場合さえあるのです。ですからその時間までに終了するために時間管理を徹底することが重要です。

また、もう一つの理由として、二次会全体のメリハリをつけるためにタイムキープが大切なのです。二次会には様々なイベントがあります。友人スピーチや楽器の演奏、ゲームなど……本当に多種多様です。しかし残念ながらその全てが盛り上がるわけではありません。

そこでタイムキープを上手にするならば、盛り上がらないイベントの時間は早めに切り上げて、その分の時間を盛り上がるイベントのために使うといったことができるのです。そうすれば二次会全体にメリハリがつき、新郎新婦をはじめ参加者全員が良い印象を持って帰ることができるのです。

このようにタイムキープは司会進行する上でとても重要です。当日それを可能にするためには、事前に入念なタイムスケジュールを立てることが必須です。特に重要なのは時間に余白を設けておくことです。そうすれば何か予期しないことが生じた場合でも、焦らずに司会進行することができるでしょう。

5、参加者と共に新郎新婦への祝福の気持ちを忘れずに

最後に取り上げたいのは、司会自身が新郎新婦への祝福の気持ちを忘れないということです。司会を引き受けたあなたも、決して暇ではありません。きっと忙しい日々の中で、大切な友人のために時間と労力を割いて当日の司会進行のための準備をしてきたのだと思います。

しかし、もしあなた自身が「司会をやらされている」と思いながら、当日の司会進行していたらどうなるでしょうか?その態度や雰囲気は必ず参加者全体に伝わってしまいます。それを感じた新郎新婦や参加者はとても嫌な気持ちになってしまうでしょう。

むしろ、あなたは大切な友人の人生の新たな出発を、とても近い場所で祝福できる立場にいることに感謝することができるでしょう。そうすれば自然とあなたが醸し出す雰囲気が二次会を彩る最高の飾りになるのです。

さらに注目すべき点として、司会者には会全体を盛り上げる「声」が求められます。人は不思議なもので、自分の声に心の状態が少なからず反映されてしまうものなのです。あなたが新郎新婦への祝福の気持ちを最後まで忘れなければ、二次会の最後の最後まで全体を明るい気持ちにさせる声を出し続けることができるのです。

おわりに

いかがだったでしょうか?司会進行役を頼まれたら、当日のセリフを考えることしか頭に浮かばないかもしれません。でも、実はそれ以外にも司会者がしなければならないことはたくさんあるのです。

しかし、だからといって焦る必要はありません。二次会の計画によって多少の違いはありますが、今回取り上げた5つの項目を覚えていれば、ほとんどの二次会の司会進行を落ち着いてこなすことが可能となることでしょう。

大切な友人の結婚式二次会の司会進行を成功させ、是非彼らの人生の門出を祝福してあげてくださいね!

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