【保存版】送別会の司会進行マニュアル|感動を呼ぶ構成とコメント例・台本サンプル

#送別会

最終更新:2025/12/6

「来月の送別会、司会をお願いできるかな?」

上司や同僚から突然こう頼まれて、プレッシャーを感じていませんか?

送別会は、お世話になった方を送り出す大切な節目です。「グダグダな進行で空気を壊したくない」「失礼があったらどうしよう」「面白い企画なんて思いつかない」……そんな不安を抱えるのは当然のことです。

実際、20〜30代の若手社会人を対象にした忘年会の調査では、「もし幹事をする場合、不安がある」と答えた人が約84%にのぼるという結果も出ています。

店選びや会費の管理に加え、当日の進行や盛り上げ方まで任されることを考えると、幹事や司会にプレッシャーを感じるのは、ごく自然なことです。

しかし、安心してください。送別会の司会には、絶対に失敗しないための「型(テンプレート)」と、会場をしっかり温めるための「ツール」が存在します。

この記事では、数多くのイベントをサポートしてきた視点から、そのまま使える送別会司会用の台本・挨拶例文、失敗しない進行タイムスケジュール、そして参加者全員が楽しめる演出のコツを徹底解説します。

これを読めば、あなたの不安は「自信」に変わり、送別される主役にとっても、参加者にとっても、「送別会をやってよかった」と心から思える時間を実現できるはずです。

1. 送別会の司会が押さえるべき基本構成とタイムスケジュール【保存版】

送別会は、単なる飲み会ではなく、これまで一緒に働いてきた感謝とねぎらいを形にして伝える「最後のステージ」です。司会は、その時間がグダグダで終わってしまわないように、場の流れをデザインする役割を担っています。

送別会の成功は「段取り」で9割決まります。まずは全体像を把握しましょう。一般的な送別会は2時間(120分)で構成されることがほとんどです。

ここでは、最も標準的な「一次会(レストランや居酒屋、宴会場)」を想定したタイムスケジュールを紹介します。

基本のタイムテーブル(120分制)

時間

進行項目

司会の動き・ポイント

00:00

開会の挨拶

スタート宣言。主役の紹介。

00:05

はじめの挨拶

上司や代表者による挨拶。

00:10

乾杯

乾杯の発声。ここから食事スタート。

00:15

歓談(食事)

BGMの音量を調整。主役への酌を促す。

00:45

余興・ゲーム

重要! 会場の一体感を作る時間。

01:15

プレゼント贈呈

花束や記念品の贈呈。

01:25

主役の挨拶

送別される方からのスピーチ。

01:40

締めの挨拶

役職者による締め(手締めなど)。

01:50

閉会・退場

二次会の案内、忘れ物確認。

進行のメリハリをつけるコツ

ダラダラとした飲み会にしないためには、「歓談」と「イベント(余興・挨拶)」の切り替えが重要です。

  • 歓談中: 司会者はリラックスして食事をとってもOKですが、時計は常にチェックしましょう。

  • 切り替え時: マイクの音量を上げるか、ベルなどを活用して注目を集めます。「それでは皆様、ご歓談中失礼いたします!」とハッキリした声で区切りをつけましょう。

2. そのまま使える!シーン別・司会台本とコメント例

ここでは、送別会の進行でそのまま使える司会コメント・挨拶例文を、シーン別にご紹介します。状況に合わせてアレンジしてご使用ください。

① 開会の挨拶

第一声は、会場の空気を決定づける重要なパートです。明るく、ハキハキとした声を意識しましょう。

【例文】

「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

ただいまより、〇〇部(部署名)の送別会を始めさせていただきます。

本日の司会進行を務めさせていただきます、〇〇と申します。

不慣れな点もあるかと思いますが、主役の〇〇さんの門出を祝うため、精一杯務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!」

② 乾杯の挨拶(への振り)

乾杯の挨拶は、事前にお願いしておいた上司や先輩にバトンタッチします。

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【例文】

「それでは、乾杯の音頭に移らせていただきます。

乾杯のご発声は、〇〇部長にお願いしたいと思います。

〇〇部長、よろしくお願いいたします!」

(乾杯後)

「ありがとうございました!それでは皆様、お食事とお飲み物を楽しみながら、ご歓談ください。」

③ 余興・ゲーム導入

歓談で少し場が緩んだところで、再び注目を集めます。

【例文】

「皆様、お食事は進んでいらっしゃいますでしょうか?

ここで、本日お集まりいただいた皆様と、主役の〇〇さんとの思い出を振り返る『特別企画』をご用意いたしました!

全員参加型のゲームを行いますので、お手元のスマートフォンをご準備ください!」

④ プレゼント・花束贈呈

感動のクライマックスへ繋げるシーンです。BGMを少し感動的なものに切り替えると効果的です。

【例文】

「宴もたけなわではございますが、ここで、長年私たちを支えてくださった〇〇さんへ、感謝の気持ちを込めて記念品の贈呈を行いたいと思います。

贈呈役は、〇〇さんにお願いします。皆様、拍手でお迎えください!」

💡 ポイント: 贈呈役の方には、主役への感謝やエピソードを一言添えてもらうようお願いしておくと、より温かい雰囲気になります。

⑤ 締めの挨拶・閉会

最後はビシッと締めて、散会を促します。

【例文】

「名残惜しいところではございますが、お時間となりましたので、これにて送別会をお開きとさせていただきます。

〇〇さんの今後のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、皆様、盛大な拍手をお送りください!

本日は誠にありがとうございました!」

3. 会場が一体になる「余興・ゲーム」の選び方

送別会において、最も司会者の腕が試されるのが「余興・ゲーム」の時間です。

単なる飲み会で終わらせず、「良い送別会だったね」と言ってもらうためには、参加者全員が関われるコンテンツが必要です。

従来型ゲーム vs 参加型クイズ

これまでの定番だった「ビンゴ大会」や「パワーポイントでのクイズ」と、近年主流になりつつある「スマホ参加型クイズ」を比較してみましょう。

比較項目

ビンゴ大会

パワーポイントクイズ

スマホ参加型クイズ

準備の手間

景品・カード購入が必要

スライド作成・PC接続が大変

Web上で完結・簡単

盛り上がり

リーチ待ちの時間が退屈

後ろの席から見えない

手元で参加・全員主役

集計作業

目視確認が必要

手動集計でグダグダしがち

自動集計・即結果発表

主役への焦点

運任せで主役に関係ない

内容次第

主役にまつわるクイズが可能

なぜ「主役にまつわるクイズ」が推奨されるのか?

送別会の目的は、あくまで「主役を送り出すこと」です。

市販のビンゴゲームでは、主役の人柄やエピソードに触れる機会がありません。

一方、「〇〇さんの思い出の場所はどこでしょう?」「〇〇さんが入社当時にしてしまった失敗は?」といったオリジナルクイズを作成すれば、笑いと思い出話が自然と生まれ、会場全体が温かい空気に包まれます。

✅ おすすめのクイズテーマ例

  • 主役の子供の頃の写真当てクイズ

  • 主役が一番好きだった社食メニューは?

  • 実は〇〇さんは××が得意である(〇か×か)

  • 主役への一言メッセージ(匿名で集め、誰のメッセージか当てるクイズ)

  • 主役の名言・名セリフ当てクイズ(「この言葉を言ったのは〇〇さん?」)

4. 司会者が気をつけるべきリスクと失敗回避のポイント

どれだけ準備しても、当日は予期せぬトラブルが起こり得ます。ここでは、よくある失敗パターンと対策を紹介します。

① 時間が足りなくなる(タイムオーバー)

最も多い失敗です。挨拶が長引いたり、ゲームの集計に手間取ったりして、最後の主役挨拶の時間が削られてしまうのは最悪のパターンです。対策としては、

  • 挨拶をお願いする人には、事前に「3分程度で」と目安を伝えておく。

  • ゲームは「準備・撤収・集計」に時間がかからないものを選ぶ。

  • 予備時間を10分程度スケジュールに組み込んでおく。

② 機材トラブル(マイク・映像が出ない)

PCとプロジェクターの接続がうまくいかない、マイクの電池が切れている、といったトラブルです。対策としては、

  • 開始30分前には会場入りし、必ず接続テストを行う。

  • PCの変換アダプタや予備の電池を持参する。

  • 「機材を使わないプランB」を一応考えておく(肉声で届く範囲で進行するなど)。

③ 内輪ネタで盛り下がる

一部の人しか知らないエピソードで盛り上がってしまい、他の参加者が置いてけぼりになるケースです。対策としては、

  • クイズや話題にするエピソードは、できるだけ多くの人が共感できるもの、あるいは「へぇ〜!」と驚けるものを選ぶ。

  • 司会者が「これは〇〇プロジェクトの時の話ですね」と補足説明を入れる。

✅ 司会者向け最終チェックリスト

当日の朝、以下の項目をチェックしましょう。

  • 進行表(タイムテーブル)は印刷しましたか?(スマホだけでなく紙もあると安心)

  • 参加者リストと席次表は最新ですか?

  • 挨拶を依頼する人の名前・役職の読み方は確認しましたか?

  • ゲームの景品や備品は揃っていますか?

  • 会場のWi-Fi環境や機材接続は確認済みですか?

5. 準備時間を半分に!スマートな司会進行を実現する方法

ここまで、送別会の司会進行について解説してきましたが、「台本を作って、スライドを作って、景品を用意して……」と、準備の多さに圧倒されてしまった方もいるかもしれません。

特に忙しいビジネスパーソンにとって、通常業務と並行してこれらを準備するのは大きな負担です。

そこで提案したいのが、テクノロジーの活用です。

特に負担の大きい「余興・ゲーム」の準備と進行を、専用ツールに任せてみませんか?

パワーポイントよりも「Ennoshita」がおすすめな理由

結婚式二次会や企業イベントで多くの幹事様に利用されている「Ennoshita」は、送別会の司会者にとっても強力な味方になります。

  • テンプレートから簡単にクイズ作成: デザインやレイアウトに悩む必要はありません。問題を考えるだけで、テレビ番組のようなクイズ画面が完成します。

  • スマホ参加でスクリーン不要: 参加者はQRコードを読み込むだけ。後ろの席の人も手元のスマホで問題が見られるので、プロジェクターが見えにくい会場でも安心です。

  • 集計・順位発表が全自動: これが最大のメリットです。「正解者は何人?」「誰が1位?」といった集計作業をシステムが瞬時に行います。司会者は結果画面を見ながら実況するだけでOK。グダグダする時間がゼロになります。

司会者の「余裕」が、良い会を作る

司会者が焦ってバタバタしていると、その緊張は参加者にも伝わります。

逆に、ツールを使って進行を自動化し、司会者が笑顔で主役や参加者とコミュニケーションを取る余裕があれば、会全体の雰囲気は格段に良くなります。

Ennoshita」には、無料でお試しできるプランもあります。

まずは幹事メンバー内でのリハーサルとして、スマホを使ったクイズ大会を体験してみてください。

「これなら簡単だし、絶対盛り上がる!」と実感していただけるはずです。

最高の送別会にするために、賢くツールを使って、あなた自身も楽しめる司会進行を目指しましょう!


よくある質問(FAQ)

Q. 送別会の司会はどのくらいのトーン(堅め/フランク)で話すのが良いですか?

A. 主役との関係性と参加者層に合わせるのが基本です。 役職者や目上の方が多い送別会では丁寧な敬語をベースに、同期や後輩中心のカジュアルな場では少しフランクでもOK。ただし、送別会は「感謝とねぎらいの場」なので、笑いを取りにいくより「温かみのあるトーン」を意識しましょう。

Q. 同期や後輩など、司会者が主役より下の立場でも問題ありませんか?

A. 全く問題ありません。むしろ自然で良い場合もあります。 後輩が司会をすることで、主役へのリスペクトが伝わりますし、先輩社員も温かく見守る雰囲気になります。ただし、事前に台本をしっかり準備し、フォローしてくれる先輩を1人決めておくと安心です。

Q. 送別会の司会台本は、どこまで細かく書いておくべきですか?

A. 「開会」「乾杯紹介」「余興導入」「花束贈呈」「締め」の5シーンは、読み上げ原稿レベルで用意しましょう。 特に感動のクライマックスである「花束贈呈」「主役挨拶への振り」は言葉に詰まりやすいので、しっかり準備を。歓談中のつなぎは箇条書きメモ程度でOKです。

参加者

1

人あたり

200

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参加者80人で利用した場合の参考価格