【2026年版】新年会の司会進行マニュアル|開会あいさつからゲーム・締めの挨拶まで完全ガイド

#新年会

最終更新:2025/12/6

「来年の新年会、司会をお願いできるかな?」

上司から突然こう言われて、頭を抱えている幹事の方はいらっしゃいませんか?

新年会は、社員同士の親睦を深め、新しい一年のスタートダッシュを切るための重要な社内イベントです。しかし、その成否の鍵を握る「司会進行」は、プレッシャーのかかる大役でもあります。

「どんな順番で進めればいいの?」

「失礼のない挨拶の言葉選びは?」

「ゲームで滑ったらどうしよう…」

会社飲み会の幹事経験者を対象にした調査では、約6割が幹事の準備のために残業したことがあると回答し、約半数が「昼休みを幹事業務に充てた」と答えています。

通常業務と並行して、会場探しや参加者調整、当日の運営までこなす必要があり、幹事に大きな負担がかかっていることが分かります。

しかし、安心してください。新年会の司会は、「型(テンプレート)」と「段取り」さえ押さえておけば、誰でもスムーズに、かつ盛り上げることができます。

この記事では、新年会の基本構成から、新年会の司会進行に使える挨拶台本・例文集、そして会場を熱狂させるゲーム進行のコツまで、司会者に必要なノウハウを完全網羅しました。ぜひこのマニュアルを片手に、参加者全員から「今年の新年会は楽しかった!」と言われる最高のスタートを切りましょう。

1. 新年会司会の基本:役割とタイムテーブルの黄金比

新年会は、単なる飲み会ではなく、「昨年の労い」と「今年のスタートダッシュ」を兼ねた社内イベントです。新しい一年の会社方針や目標を共有し、参加者が今年の抱負を前向きに話せるような雰囲気をつくることも、新年会の司会に求められる大切な役割です。

まずは全体像を把握しましょう。司会者の最大の役割は「面白いことを言うこと」ではありません。「会を時間通りに進め、参加者が迷わないように案内すること」です。

新年会司会に求められる3つの役割

司会者が意識すべきポイントは以下の3点です。

  • タイムキーパー: 決められた時間内にプログラムを収めること。特に乾杯までの時間や、締めの時間は厳守しましょう。

  • 雰囲気作り: 明るくハキハキとした声で、会場のトーンをセットします。フォーマルな場なら落ち着いて、カジュアルな場なら元気よく振る舞います。

  • トラブル対応: 音響トラブルや急な予定変更があった際、慌てずに繋ぎのコメントを入れたり、スタッフへ指示を出したりします。

2時間制新年会のタイムテーブル例

一般的な企業新年会(2時間制)の標準的なタイムテーブルをご紹介します。これをベースに、自社の状況に合わせて調整してください。

時間

所要時間

プログラム内容

司会の動き・ポイント

19:00

5分

開会の挨拶

開会宣言。注意事項(トイレ・喫煙所)のアナウンス

19:05

5分

代表挨拶

社長や役員による新年の挨拶

19:10

5分

乾杯

乾杯の発声者の紹介 → 乾杯

19:15

45分

歓談・食事

「ご歓談ください」と促す。BGMの音量を調整

20:00

30分

余興・ゲーム

会場の空気を変えて盛り上げる一番の山場

20:30

15分

歓談

ゲームの興奮を冷ましつつ、交流の時間

20:45

10分

締めの挨拶

閉会の辞、手締め(一本締めなど)

20:55

5分

閉会・退場

二次会の案内、忘れ物注意のアナウンス

💡 ポイント:

歓談時間は長すぎると間延びし、短すぎると食事が楽しめません。45分〜60分程度確保するのが黄金比です。

2. 【コピペOK】シーン別・司会台本&挨拶例文集

ここでは、開会から締めまでの流れに沿った新年会司会用の挨拶例文・台本をご紹介します。基本的にはこの通りに読み上げればOKですが、会社の雰囲気に合わせて語尾などを調整してください。

① 開会の挨拶(オープニング)

第一声は、会場の注目を集めるために、少し大きめの声でハキハキと話しましょう。

【例文】

「皆さま、明けましておめでとうございます。本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

定刻となりましたので、ただいまより『株式会社〇〇 2026年 新年会』を開催いたします。

本日、司会進行を務めさせていただきます、〇〇部の[自分の名前]です。

2026年も、皆さまと共にさらに飛躍できる一年にしたいと思います。

不慎れな点もあるかと存じますが、楽しい会になるよう精一杯務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

② 代表挨拶・乾杯の紹介

役職の高い方を紹介する際は、肩書きと名前を間違えないことが絶対条件です。事前にふりがなを確認しておきましょう。

【例文:代表挨拶】

「それではまず初めに、開会にあたりまして、代表取締役社長の〇〇より、新年のご挨拶を申し上げます。〇〇社長、よろしくお願いいたします。」

(挨拶終了後)

「〇〇社長、ありがとうございました。」

【例文:乾杯】

「続きまして、乾杯の発声に移らせていただきます。乾杯の音頭は、〇〇部長にお願いしたいと思います。皆さま、お手元のグラスのご準備をお願いいたします。

(全員に行き渡ったのを確認して)

それでは〇〇部長、よろしくお願いいたします!」

③ 歓談中のアナウンス

乾杯後は会場がざわつきます。マイクの音量を少し上げ、食事を促しましょう。

【例文】

「ありがとうございました! それではこれより、しばらくの間ご歓談と食事をお楽しみください。

本日はビュッフェ形式となっておりますので、前方のお料理よりご自由にお取りください。

また、お飲み物は会場後方のカウンターにてご用意しております。」

④ 余興・ゲームの導入

歓談からゲームへの切り替えは、メリハリが重要です。BGMを変えるなどして注目を集めます。

【例文】

「皆さま、お食事は進んでおりますでしょうか?

さて、ここからはお待ちかねの『新春!豪華景品争奪ゲーム大会』を行いたいと思います!

本日は、〇〇な景品をご用意しておりますので、ぜひ奮ってご参加ください!」

⑤ 締めの挨拶・閉会

宴もたけなわですが、きっちりと締めることで会の印象が良くなります。

【例文】

「宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間が近づいてまいりました。

ここで、本日の締めくくりといたしまして、〇〇専務よりご挨拶を頂戴したいと存じます。〇〇専務、よろしくお願いいたします。」

(手締め終了後)

「〇〇専務、ありがとうございました。

以上をもちまして、『株式会社〇〇 2026年 新年会』をお開きとさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。皆さま、お忘れ物のないようお気をつけてお帰りください。」

3. 参加者満足度を高める!ゲーム・余興の進行テクニック

新年会の満足度を左右するのが「余興・ゲーム」の時間です。しかし、ここで多くの司会者が直面するのが「集計の手間」と「グダグダ進行」のリスクです。

従来のアナログゲームの課題

ビンゴ大会や紙のクイズ大会など、従来の方法には以下のような課題があります。

  • 準備が大変: ビンゴカードや回答用紙の配布・回収に時間がかかる。

  • 集計が遅い: 正解数を手作業で数えている間に、参加者が飽きてしまう。

  • 見えにくい: 後ろの席の人から「スライドが見えない」「数字が聞こえない」と不満が出る。

  • 不正のリスク: 自己申告制だと公平性が保てない場合がある。

成功の鍵は「スマホ活用」と「リアルタイム性」

最近のトレンドは、参加者のスマートフォンを活用したデジタル参加型ゲームです。

特徴

アナログ進行(ビンゴ・紙)

デジタル進行(スマホ・ツール)

準備

カード・ペン・景品の物理準備が必要

QRコード表示のみでOK

参加ハードル

ペンがない、カード紛失のリスク

スマホで読み込むだけ

集計

手動で時間がかかる

自動で一瞬

盛り上がり

リーチ待ちの時間が退屈

リアルタイムで順位が変動し熱狂

視認性

スクリーンが見えないと参加不可

手元のスマホで問題が見れる

特に、「全員参加型」であることが重要です。一部の人だけがステージに上がる形式だと、他の人は観客になってしまいがちですが、スマホ参加型なら全員が主役になれます。

新年会ならではのゲーム企画例

せっかくの新年会なら、「新年らしさ」を盛り込んだ企画がおすすめです。Ennoshitaなどのクイズツールを使えば、以下のような企画も簡単に実現できます。

  • 今年の目標当てクイズ: 事前に匿名で「今年の一言目標」を集め、「これは誰の目標?」と当てるゲーム

  • 昨年の社内トピック振り返りクイズ: 「〇〇プロジェクトの達成率は?」「社内イベントで一番人気だったのは?」など

  • 今年挑戦したいことランキング: 参加者が投票し、リアルタイムでランキング表示

  • 干支にちなんだ雑学クイズ: その年の干支に関連したトリビアで盛り上げる

💡 盛り上げのコツ:

「正解は…こちら!」の発表の瞬間に、効果音(SE)を入れたり、ランキング発表で「現在1位は〇〇部署の△△さんです!」と実況を入れることで、テレビ番組のような臨場感を演出できます。

オンライン・ハイブリッド新年会にも対応

リモートワークの普及により、オンラインやハイブリッド形式の新年会も一般的になりつつあります。拠点が複数ある企業や、リモートメンバーがいる場合は、スマホ参加型のクイズツールが特に効果的です。会場のスクリーンを見られないリモート参加者も、手元のスマホで平等にゲームに参加できるため、一体感を損なわずに進行できます。

4. 失敗を防ぐ!事前準備チェックリストとリスク管理

当日の成功は、準備で9割決まります。以下のチェックリストを活用し、抜け漏れがないか確認しましょう。

✅ 新年会司会・事前準備チェックリスト

  • 進行台本の作成: タイムテーブルとセリフを記載したものを用意したか?

  • 挨拶依頼の確認: 社長や乾杯の発声者に、依頼と持ち時間を伝えたか?

  • 名前の読み方確認: 登壇者、表彰者の名前に間違いはないか?(ふりがな必須)

  • 機材チェック: マイクの電池、プロジェクターの接続、BGMの音量は確認したか?

  • 景品・備品の確認: ゲームの景品、目録、筆記用具などは揃っているか?

  • 会場設備: トイレ、喫煙所、クロークの場所を把握しているか?

  • 緊急連絡網: トラブル時の会場担当者や幹事リーダーとの連絡手段は?

注意するべきリスクと対策

どんなに準備してもトラブルはつきものです。よくあるリスクとその対策を知っておきましょう。

① 時間が押してしまう(タイムオーバー)

挨拶が長引いたり、ゲームの集計に手間取ったりして時間がなくなるパターンです。

  • 対策: 予備の時間をあらかじめ5〜10分設けておく。ゲームの問題数を減らせるように調整しておく。挨拶者には事前に「3分程度で」と目安を伝えておく。

② 機材トラブル(音が出ない・映像が映らない)

PCとプロジェクターの相性が悪い、マイクの電池切れなどは頻発します。

  • 対策: 必ずリハーサルを行う。予備のPCやマイク、変換ケーブルを用意する。BGMが止まったときのために、繋ぎのトーク(「少々お待ちください、その間に〇〇の告知を…」など)を用意しておく。

③ 酔っ払って騒ぐ参加者への対応

お酒が入ると声が大きくなり、司会の声が届かなくなることがあります。

  • 対策: マイクの音量を上げるだけでなく、「皆さま、一度ご注目ください!」と手拍子を促して注目を集める。どうしても収まらない場合は、他の幹事スタッフに個別に声をかけてもらうよう連携する。

5. まとめ:ツールを活用してスマートな司会進行を

新年会の司会は、事前の段取りと、当日の臨機応変な対応が求められる重要な役割です。しかし、すべてを一人で完璧にこなそうとする必要はありません。

特に負担の大きい「ゲーム・余興」のパートについては、専用のツールに頼るのが賢い選択です。

ゲーム進行の負担をゼロにする「Ennoshita」

もしあなたが、

「パワーポイントでクイズを作る時間がない」

「当日の集計や進行でミスをしたくない」

「後ろの席の人まで全員を楽しませたい」

と考えているなら、クラウド型リアルタイムクイズサービス「Ennoshita」の活用がおすすめです。

Ennoshitaを使えば、以下のメリットが得られます。

  • 準備はQRコードだけ: 参加者はアプリのインストール不要。スマホでQRコードを読み込むだけで参加できます。

  • 手元で問題が見える: スクリーンが見えにくい席でも、手元のスマホに問題と選択肢が表示されるので、不公平感がありません。

  • 集計・順位発表が全自動: 「誰が一番早く正解したか」をシステムが自動計算。瞬時にランキングが表示されるため、司会者は実況に集中できます。

  • 幹事用スマホで操作可能: PCに張り付く必要がなく、会場を歩き回りながらスマホ一つでスライド操作や結果発表が可能です。

新年会の準備で最も大変な「スライド作成」や「ルール説明」「集計」の手間を Ennoshita に任せることで、あなたは「会場の雰囲気作り」という司会本来の役割に集中できます。

今年の新年会は、スマートなツールを活用して、幹事も参加者も全員が楽しめる最高のイベントにしませんか?


よくある質問(FAQ)

Q. 新年会の司会は、どのくらいフォーマルなトーンで話すのが良いですか?

A. 会社の社風と参加者層に合わせるのが基本です。 役員が多く出席する新年会では丁寧な敬語をベースにしつつ、ゲームパートでは少しカジュアルにするなど、メリハリをつけるのがおすすめ。迷ったら「明るく・ハキハキ・丁寧」を意識すれば間違いありません。

Q. 役員が多く参加する新年会でも、ゲームやクイズを入れて大丈夫ですか?

A. むしろ入れた方が盛り上がります。 ただし、罰ゲームや恥ずかしい系の余興は避け、「会社トリビアクイズ」「今年の目標当てクイズ」など、全員が平等に参加できる知識・運要素のゲームを選びましょう。役員の方が意外と楽しんでくれることも多いです。

Q. 余裕がないとき、最低限どこまで台本を作っておくべきですか?

A. 「開会」「乾杯紹介」「ゲーム導入」「締め」の4シーンだけは、読み上げ原稿レベルで用意しておきましょう。 特に開会と締めは緊張で言葉が出てこなくなりやすいので、そのまま読めば進行できる台本があると安心です。歓談中のつなぎは箇条書きメモ程度でOK。

参加者

1

人あたり

200

円以下で

ご利用できます

ご利用できます

安心プラン(税込15187円)を
参加者80人で利用した場合の参考価格